不破さんに捧ぐ

不破さんに捧ぐ

ギルメンの不破さんもランニング・デビューされました

ランニング仲間が増える予感w

 

 

そこでランニングを始める皆さんのお役に立てば・・・ということで

ランニングの始め方のお話しですw

 

日誌「私ごとですが」、「続 私ごとですが」)

 

 

ランニングを始める前に

ランニングを始める前にたいせつなことが2つ

まず、ひざを守るためにランニング専用シューズをはくこと

 

ランニングが習慣化してくると、週1ランナーでも月50キロ、大会に出るようになると最低でも月150キロ以上は走るようになります

足は何万回も地面にたたきつけられることになります

練習の時からクッション性のあるランニング専用シューズをはいてください

 

gt-2000-newyork-5_32779148356_o

練習用のアシックス GT2000NewYork

 

アタシの足は横幅が狭いので、シューズの中で足が動いてしまいます

 

足が動くと靴擦れの原因になるんですよね

でもこのシューズはスリムタイプがラインナップされているので、かなりシビアにフィットしてくれます

 

逆に幅広だって方のためにも、ワイドタイプがラインナップされているので大丈夫w


tartherzealts-4_32439151360_o

大会用のアシックス ターサジール5

 

片脚で150グラムを切る軽さです

 

でも大会用なのでソールの減りも早く、練習用にはもったいなくてはけませんw

 


 

2つ目はストレッチを入念に正しく行うこと

ウォーミングアップのストレッチは特に重要です

よく見かけるのですが、アキレス腱を伸ばし、数回屈伸したら走り出す人がいますが、とても危険です

 

特に忘れてはいけないのが、太ももの外側のストレッチです

まず右足を左足の後ろに交差させます

そして両手を頭の上にまっすぐ伸ばして、体全体を左に曲げていきます

このとき、右足の太ももの外側が伸ばされていくことに意識してください

20秒程度伸ばしたら、反対側も同じように伸ばします

 

 

日誌 続私ごとながら」でも書きましたが、ランナーに最も多い障害は「腸脛靭帯炎」(ランナー膝)です

 

太ももの外側からふくらはぎの外側をつなぐ靱帯ですが、ランニング中に何万回もひざの外側の骨と接触を繰り返すことで炎症を起こします

突然にひざの外側に電気ショックのような激痛が走り、一歩も動けなくなってしまいます

この障害を防ぐためには、靱帯の緊張をほぐすこと

そして、この靱帯をほぐすためには、この靱帯をひっぱっている太ももの外側の筋肉をほぐすことがたいせつなんです

 

走る前にはかなり入念に、走り始めてからも信号待ち、インターバルの最中、いつでもこのストレッチを繰り返しています

 

 

ランニング・フォーム 丹田を意識すること

走り方? んなもん 教えてもらわなくても走れるわ・・・って?

そう思うでしょ でも長距離を楽に走るにはフォームはとてもたいせつ

ちょっとだけ我慢して、おつきあいくださいね

 

1つ目は、丹田を意識することです

丹田って、おへその少し下の部分で、体幹の中心です

 

 

走るときは前傾姿勢になります

 

壁に向かって両手をついて、そのまま半歩下がってください

01_32819785845_o

02_32666281852_o

そのまま腕を曲げて、顔が壁にくっつくぐらい体を前傾してください

これが正しいランニングの前傾姿勢です

 

えっ!って思うぐらい前傾してるでしょ

 

でも大きな鏡に映してみるとわかるんですが、短距離を走るときに比べると、ぜんぜん前傾が浅いんですよw


こんどは壁のないところで同じように前傾姿勢になってください

倒れそうになって、片足が前に出たでしょ

 

それが正しい足運びです

 

そのときに足は体重の真下に出た・・・と言うより「下ろした」はずです

01_32779148276_o

 

走るときに大股になろうとして足を前に振り出す人がいますが、足は体重の真下に「下ろす」んです

 

01_32819786055_o

足が体重の真下にあると、地面からの反作用で体は前に運ばれます

 

このとき体がまっすぐ(正確には足は曲がっています)前傾していないと、地面からの反作用が無駄なく前進エネルギーになってくれません


 

まっすぐ前傾するには腹筋がたいせつですが、腹筋を意識していると苦しくて走れません

丹田を意識するようにすると、無理なく腹筋と背筋が働いて、まっすぐな前傾姿勢が維持されます

 

足を前に振り出していると、太ももの筋肉に頼った走り方になり疲れてしまいます

 

また、極端にかかとから着地しますので、足は体重よりも前となり、地面からの反作用は後ろ向きに働き、前進しようとする動きにブレーキをかけることになります

02_32666281952_o

その足に力をいれて、足裏で地面をひっかくように走ってると、ふくらはぎが太くなってしまします

夏に足を出したおしゃれができなくなってしまいますよw

足はカモシカのようにしなやかでないとw

 

 

前傾した体が倒れないように足を真下に「下ろす」

地面からの反作用が下ろした足からまっすぐに体を前に押し出す

この繰り返しで楽に走れるんです

この前傾姿勢を維持しつづけるためには 丹田に意識を集中することが必要なんです

 

 

ランニング・フォーム 骨盤を立てること

猫背になって脱力してください 腰が引けた姿勢になりますよね

こうなるとまっすぐな前傾姿勢は維持できません

 

説明が難しいんですが、お尻を上に向けるぐらいヒップアップを意識します

これが俗に言う「腰の立ったフォーム」です

走るときには、骨盤が前から引っ張られてる感じで走れって教わりますが、アタシはヒップアップしたお尻を後ろから斜め上に押してもらってる感じでという方がしっくりくる気がしますw

 

足の骨は骨盤の両端についています

人間は走るときに、骨盤から下、つまり足だけで走るのではありません

骨盤を左右に回しながら走ります

右足を出すときには 骨盤の右側も前にでるように反時計回りに回転します

反対も同じ

そうすると、足を踏み出した距離+骨盤の幅が一歩の歩幅になります

 

足は体重の真下に下ろすと言いましたが、骨盤ごと回すので、それでも一歩の歩幅が大きくなるんです

骨盤の自由な回転を妨げないためにも、骨盤を立てておくことが必要なんです

 

1つ目と2つ目のポイントをまとめて意識して走ると、おへそのあたりに足の付け根があるような感じで走ることができるはずですw

これをウォーキングでも同じように意識すると、ファッションモデルのようなランウェイ・ウォークになります

 

疲れてくると骨盤が寝てきます

だから信号待ちなででは両手の拳でお尻を叩いて、骨盤を立てるイメージを呼び起こしてくださいね

 

 

ランニング・フォーム 肩甲骨をうごかすこと

ランニングでは腕はうしろに引くように振れと教わります

でも疲れてくると、肘より上はうごかずに、肘より下だけがうごくようになります

むしろ肩甲骨をうごかすことを意識してください

 

 

「骨盤を立てること」のお話しで、足を前後に出すのと同時に骨盤も同じ方向に回転するというお話しをしました

骨盤が時計回り、反時計回りに回転を繰り返すことで、足が交互に出ていくんです

では、骨盤を回転させる原動力はなんでしょう?

 

それは上半身と下半身が逆方向に回転する「ねじれ」なんです

前に出た足と反対側の手が前に出ますよね

上半身と下半身は反対方向にねじれているんです

そして上半身をねじる原動力が左右の腕の振りなんです

 

スキーのウェーデルン(ショートターン)をリズムよく繰り返すには、上半身を谷方向に固定したまま、下半身だけを板の踏み替え動作によりねじります

このねじれを自然と体が元にもどそうとする力が、反対方向に下半身をねじり、リズムよくショートターンを連続させるんです

体のねじれを運動の原動力にするのは同じ原理です

 

右腕を引くときは、上半身も深く右にねじれることが必要です

ねじれるのは肩がねじれるのではなくて、背骨まわりがねじれるイメージです

腕だけのうごきにならないように、肩甲骨からうごいていることを意識することが重要です

 

ウォーミング・アップでのストレッチでは、肩甲骨をうごかすストレッチが必要になります

またランニング中でも肩甲骨のうごきが固まらないように、腕をぐるぐる回す動作を繰り返して、意識を呼び戻してください

 

上半身の力で走る

これが長距離を走る重要なポイントです

 

 

ピッチ走法とストライド走法

歩幅を小さく走るのがピッチ走法です

マラソンでは初心者でも1分間に160~180回、足を蹴り出します

初心者や身長の小柄なランナー、女性のように筋力の弱いランナーに適した走り方です

地面からの衝撃も少なく故障の恐れも少ないのですが、スピードを上げるにはピッチをあげる必要があるので疲労度も高くなります

 

ピッチの調整は足で行ってはいけません

覚えてますか? 「上半身の力で走る」って言ったでしょw

ピッチの調整は腕の振りの速さで調整してください

ピッチが安定します

 

歩幅を大きく走るのがストライド走法です

一般のストライドは75センチから100センチと言われています

一歩の幅が広いため、スピードが出しやすい走り方です

でも、筋力がないとフォームが崩れてしまいますので、上級者向けです

 

ピッチ走法のQちゃんこと高橋尚子さんはストライドが145センチ

ストライド走法の野口みずきさんは、身長がQちゃんより低いのに、ストライドが151.5センチ

こんなに差があるんですねw

 

ストライドの調整は・・・

残念ながら上半身での調整ではありませんw

地面を蹴る力で調整しますw 残念でしたw

 

 

ランニング・ペース

ウォーミングアップやクールダウン、ランニングの途中で走りながら休憩するためのジョギング・ペースは、一般に雑談ができるスピードと言われています

だけど一人で走るのに、ボソボソ独り言を言ってると変な人!みたいになっちゃいますよね

アタシは鼻の奥で、西野カナのトリセツを歌ってペースを測ります

あくまでも鼻の奥でですよ

 

走ってみるとわかりますが、以外とゆっくりでしょw

学校で走ったときは、苦しいという想い出しかありません

こんなにゆっくり走るのなら、いつまでも走り続けられそうな気がしますよねw

どうして学校って、走ることの楽しさを教えてくれなかったんだろう・・・

 

 

大会のための練習になると、1キロあたりのラップを何分で走るかを正確に管理するようになります

大会に出るときは、キロあたりの目標ペースや、通過ポイント毎の目標タイムをマジックで手の甲や腕に書いちゃいます

汗で消えないように油性マジックでw

どのランナーも腕に落書きだらけでタトゥー集団のようになってますw

 

マラソンでの最初の目標はサブ・フォー

42.195キロを4時間を切るタイムでゴールすることです

これをクリアするためにはキロあたり5分40秒をキープする必要があります

実際には、スタートしてランナーがばらけてくる5キロあたりまでは渋滞気味でペースは上げられません

また25キロすぎからはペースが落ちてくるのが普通なので、レース中盤はかなりペースを上げて走ることになります

 

次の目標はサブ3.5

3時間30分を切るタイムでゴールすることです

キロあたり4分45秒のペースとなります

サブ3.5をクリアすると、周りの人からも「おー」って一目置かれますが、ランナーにとっては大きな難関です

月あたり200キロの走り込みをやってたころに1度しかクリアしたことがありません

あとはズルズルとサブ・フォー並の記録しか出せてません (>_<)

 

さらに次の記録はサブ・スリー

3時間を切るタイムで、目標ペースはキロあたり4分15秒!

別世界です (T-T) もはや人間業とは思えません・・・(実感)

 

サブ・フォーを狙うころからは、キロあたりのラップタイムを正確に計測するためのランニング・ウォッチが必須となります

 

forerunner-630_32439151520_o

 

GARMIN Forerunner 630

 

アタシの愛機は先代の620です

 

目標ラップを設定しておくと、早すぎても遅すぎても警告を発してくれます


GARMIN 930XT

 

トライアスロン対応で、ラン、スイム、バイクすべてを計測できます

 

トライアスロンはやりません

・・・50メートルしか泳げないのでw

forerunner-920xt_32819786225_o

 

 

がんばってください → 不破さん そしてランニングを始めるかも知れないギルメンのみなさんw